2019年04月22日
最新HF機の機能比較をしてみました!
JA6WBR 宮崎です。
前回の予告どおり、今回は3社から出揃った主力機種の機能比較をしてみたいと思います。
それぞれ特色のある無線機ですが、表を作ってみましたのでまずはご覧ください。
大きく違いがある部分は色をつけてあります。
●価格は、IC-7610が一番安いです。スーパーヘテロダイン方式に比べ部品を少なく出来るダイレクトサンプリング方式の利点といえます。
●2波同時受信機能
これはIC-7610とFTDX101Dが対応しています。TS-890Sは受信部が1つです。
ペディション時に多用する方や、常時50MHz帯をワッチしたいなどの場合は必要ですが、普段はOFFにしている場合がほとんどかと思われます。
●受信方式
FTDX101Dはスーパーヘテロダイン(ダウンコンバージョン)+SDRです。
●プリセレクタ内蔵
IC-7610とFTDX101Dはどちらも内蔵しています(FTDX101Dはサブ側はオプション)。
TS-890Sには内蔵されていません。
すぐ近くに中波帯の強力局があったり、短波の放送局がアマチュア帯に影響するような環境やコンディション下で必要になりますが、同時にアッテネータ的な働きにもなってしまうので、常時必要な機能というわけでもありません。
●LAN端子
最近はインターネットを介したリモート運用も流行してきております。
FTDX101DにはLAN端子はありませんので、近日発売予定のLANユニットが別途必要です。
●ハンドマイク
前回の予告どおり、今回は3社から出揃った主力機種の機能比較をしてみたいと思います。
それぞれ特色のある無線機ですが、表を作ってみましたのでまずはご覧ください。
大きく違いがある部分は色をつけてあります。
FTDX101D | TS-890S | IC-7610 | |
標準価格(税別) | 448,000円 | 448,000円 | 368,000円 |
スペクトラムスコープ +ウォーターフォール表示 | ○ ※3DSSモード有 | ○ | ○ |
ディスプレイサイズ | 7インチ タッチパネル対応 | 7インチ タッチパネル対応 | 7インチ タッチパネル対応 |
2波同時受信 | ○ | × | ○ |
受信方式 | スーパーヘテロダインダウンコンバージョン +狭帯域SDR | スーパーヘテロダインダウンコンバージョン (狭帯域ルーフィングフィルタ) | ダイレクトサンプリング (SDR) |
RMDR(カタログ値) | 123dB | 114dB | 110dB |
アンテナチューナー内蔵 | ○ | ○ | ○ |
プリセレクタ内蔵 | ○VC TUNE ※標準ではメインのみ | × | ○DIGI-SEL ※メイン/サブとも装備 |
USB端子フロント/リア | あり | あり | あり (リア2個のうち1つはI/Q出力用) |
LAN端子 | なし ※別売オプション | あり | あり |
外部ディスプレイ端子 | あり(DVI-D) | あり(DVI-I) アナログ出力も変換すれば可 | あり(DVI-D) |
ハンドマイク付属 | ○ | × | ○ |
外部電源(13.8V) | 必要 最大23A | 必要 最大22.5A | 必要最大23A |
●価格は、IC-7610が一番安いです。スーパーヘテロダイン方式に比べ部品を少なく出来るダイレクトサンプリング方式の利点といえます。
●2波同時受信機能
これはIC-7610とFTDX101Dが対応しています。TS-890Sは受信部が1つです。
ペディション時に多用する方や、常時50MHz帯をワッチしたいなどの場合は必要ですが、普段はOFFにしている場合がほとんどかと思われます。
●受信方式
これは見事にバラバラです。TS-890SとFTDX101Dはどちらも狭帯域ルーフィングフィルタが利用できるダウンコンバージョン方式ですので、明らかに違うのはIC-7610のダイレクトサンプリング方式です。
IC-7610はダイレクトサンプリング(SDR)
TS-890Sはスーパーヘテロダイン(ダウンコンバージョン)FTDX101Dはスーパーヘテロダイン(ダウンコンバージョン)+SDRです。
ただ、受信方式の違いだけでは「特徴的な音」にはならず、メーカーそれぞれのノウハウや工夫による音作りとなっております。
最終的には、実機を聞き比べた上での好みの問題のように思います。
●プリセレクタ内蔵
IC-7610とFTDX101Dはどちらも内蔵しています(FTDX101Dはサブ側はオプション)。
TS-890Sには内蔵されていません。
すぐ近くに中波帯の強力局があったり、短波の放送局がアマチュア帯に影響するような環境やコンディション下で必要になりますが、同時にアッテネータ的な働きにもなってしまうので、常時必要な機能というわけでもありません。
●USB端子
各機種とも、キーボードやマウス、USBメモリなどが利用できるフロントUSBと、CATやPTT、音声入出力などが利用できるリアUSBを装備しています。
IC-7610はリアのUSBが2つありますが、片側は今のところPC用SDRソフトウェアなどで利用するためのI/Q出力用となっています。
最近はインターネットを介したリモート運用も流行してきております。
FTDX101DにはLAN端子はありませんので、近日発売予定のLANユニットが別途必要です。
ヤエスからもいよいよリモートコントロールソフトウェアが出てくるようです。
●外部ディスプレイ端子
各機種とも搭載しておりますが、TS-890SのみDVI-I(デジタル・アナログ統合型)となっております。
DVIからアナログ15pin変換アダプタを別途用意しますと、旧型のディスプレイにも接続可能です。
●ハンドマイク
TS-890Sには付属しておりませんのでご注意ください。
というわけで、3機種を比較してみましたがいかがでしょうか。 機種選びの一助となれば幸いです。
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Posted by クマデン at 18:26│Comments(1)
│アマチュア無線機
この記事へのコメント
ケンウッドのサイトによるとTS-890SのRMDR値は122dbになっていますが?
Posted by いちファン at 2019年04月25日 04:25