2016年01月17日
アイコム IC-7300 さっそくレビューです!
JA6WBR、宮崎です。
●アイコム IC-7300入荷!
ついに、というか、いきなりIC-7300が入荷しました。おいおい。
予告無しで届いたのでびっくりです。CQオームさんのTwitterでの入荷報告がありましたので、ひょっとしてとは思っていましたが。
1月16日現在で、特に予約はいただいておりませんでしたので、早速展示することに。
せっかくなので、FT-991と並べてみることにしました。だいたいの大きさがわかると思います。
左側がIC-7300です。


●ファーストインプレッション
ドキドキしながら電源を入れると、案外素っ気ない画面です。
「M.SCOPE」ボタンを押すと、おおっ。スペクトラムスコープが表示されました。でも上半分だけ。もう一度「M.SCOPE」を長押ししましたら、カタログに載っていた画面状態になりました。おおっ。

速いです!いつも見慣れたIC-7600の10倍くらい速いです。ものすごい速度でウォーターフォールが降りていきます。ダイヤルを回してもそのままついてくる感じ。行き過ぎたり、山を見落とすこともなく思い通りに同調できる感じです。
あと、ここで気づいたのがダイヤルの感触。かなりいい感じです。
決して高級機のような重量感があるわけではないのですが、滑らかに回ります。
もうちょっと慣性があるとなあと思いましたが、それは高望みが過ぎますか。
●操作面について
落ち着いてパネルを見渡しますと、あれ?バンドとモードはどこでいじるんだっけ?
と、思い出しました。こいつはタッチパネルでした。
操作はIC-7100を触ったことがあれば迷わないでしょう。アイコム機らしく統一感のあるユーザーインターフェースです。
なお、タッチしてからの動作反応は早く、きびきび動きます。
特徴的なのはツマミが押し込みに対応していること。マルチセレクタ、ツインPBTは押し込み対応です。特にマルチセレクタは、メニュー設定時に、上下移動に対応、そのまま押し込むと決定になります。
ほかには、TS-990Sでも採用されていた、スペクトラムスコープ上をタッチするとその周波数に移動する機能。ただし画面が狭いので一度タッチすると拡大画面が表示され、そこの中でもう一度タッチすると移動する親切設計です。
でもセンターモードでダイヤルを回すとうねうねウォーターフォールがついてくるのが楽しいので、慣れてくるまであまり使いそうにありません。
直感で操作してもさほど迷わないと思います。
●受信について
ノイズ感は、コンパクト機として考えれば十分でしょう。ノイズリダクションが優秀ですので合わせるとかなり明瞭になります。
音質はちょっと高め。好みでトーンコントロールを使うのもいいかもしれません。
感度も優秀です。さすがにIC-7600には敵わないかな、という感じですが「結構いけてる」部類に入ります。
フィルタの特性はIC-7600などに似た感じです。せっかくなのでフィルタのプリセット幅を変更できるといいのですが。
※(1/18追記)プリセット幅は変更可能でした。フィルタ1~3まで、帯域幅のプリセット変更が可能です。
標準の設定ですと、2.4kHz幅のときに、2k隣でSSBが出ているときに少しかぶってうるさいです。2.3kHzまで狭めるとFBでした。
※(1/18追記)至近距離(うちの社内)の局が、21MHzCWにQSOしたときに、他バンド(たとえば7MHz)ワッチ中に符号がパルスノイズとしてバンド全体に混信する場合がありました。BPFの問題でしょうか。FTDX5000等の高級機では今まで気にならなかったことですので追記しておきます。
内蔵オートマチックアンテナチューナーはリレー式(ガチャガチャ)です。
なお、アイコム機にしては調整範囲は広くないです。
●BCLにもオススメ?
これはいいなと思ったのがBCLです。短波の国際放送など、スコープをセンターモードにしてそれなりにバンド幅を広めに表示させますと、入感している局がずらっと並んで見えます。先に書きましたように、大変高速なスコープなので、ダイヤルを回せばドンピシャでチューニング可能。結構AMの音質もいいです。
BCL好きな方には是非試していただきたいと思います。
●総評
ひとことで表すなら「かわいい」無線機です。
外見もキュートですし、コンパクトな筐体に大技小技も盛りだくさん。
キビキビした動作にちょっと高級っぽい部分もあったり。
マイク端子は上級HF機と同じメタルの8ピンですしね。あ、ハンドマイクは付属しますのでご安心を。
発売前は気になった「ダイレクトサンプリング」も、
実際触ってみると、「それらしさ」を探す方が大変で、とても自然に無線機として向き合えます。
もちろん、それによって実現できる機能(高速スコープとか)もあるのですが。
IC-7300を触った人はその「かわいさ」に魅了されるでしょう。
ベテランの方もサブ機にお迎えしたくなると思います。
「さあ、HFの扉を開こう」がキャッチコピーのエントリーモデルなのですが、
これが最初のHF機になる方はとても幸せだと思います。
現在店頭で常設展示中。ぜひ一度見て聴いてください。
●アイコム IC-7300入荷!
ついに、というか、いきなりIC-7300が入荷しました。おいおい。
予告無しで届いたのでびっくりです。CQオームさんのTwitterでの入荷報告がありましたので、ひょっとしてとは思っていましたが。
1月16日現在で、特に予約はいただいておりませんでしたので、早速展示することに。
せっかくなので、FT-991と並べてみることにしました。だいたいの大きさがわかると思います。
左側がIC-7300です。


●ファーストインプレッション
ドキドキしながら電源を入れると、案外素っ気ない画面です。
「M.SCOPE」ボタンを押すと、おおっ。スペクトラムスコープが表示されました。でも上半分だけ。もう一度「M.SCOPE」を長押ししましたら、カタログに載っていた画面状態になりました。おおっ。

速いです!いつも見慣れたIC-7600の10倍くらい速いです。ものすごい速度でウォーターフォールが降りていきます。ダイヤルを回してもそのままついてくる感じ。行き過ぎたり、山を見落とすこともなく思い通りに同調できる感じです。
あと、ここで気づいたのがダイヤルの感触。かなりいい感じです。
決して高級機のような重量感があるわけではないのですが、滑らかに回ります。
もうちょっと慣性があるとなあと思いましたが、それは高望みが過ぎますか。
●操作面について
落ち着いてパネルを見渡しますと、あれ?バンドとモードはどこでいじるんだっけ?
と、思い出しました。こいつはタッチパネルでした。
操作はIC-7100を触ったことがあれば迷わないでしょう。アイコム機らしく統一感のあるユーザーインターフェースです。
なお、タッチしてからの動作反応は早く、きびきび動きます。
特徴的なのはツマミが押し込みに対応していること。マルチセレクタ、ツインPBTは押し込み対応です。特にマルチセレクタは、メニュー設定時に、上下移動に対応、そのまま押し込むと決定になります。
ほかには、TS-990Sでも採用されていた、スペクトラムスコープ上をタッチするとその周波数に移動する機能。ただし画面が狭いので一度タッチすると拡大画面が表示され、そこの中でもう一度タッチすると移動する親切設計です。
でもセンターモードでダイヤルを回すとうねうねウォーターフォールがついてくるのが楽しいので、慣れてくるまであまり使いそうにありません。
直感で操作してもさほど迷わないと思います。
●受信について
ノイズ感は、コンパクト機として考えれば十分でしょう。ノイズリダクションが優秀ですので合わせるとかなり明瞭になります。
音質はちょっと高め。好みでトーンコントロールを使うのもいいかもしれません。
感度も優秀です。さすがにIC-7600には敵わないかな、という感じですが「結構いけてる」部類に入ります。
フィルタの特性はIC-7600などに似た感じです。
※(1/18追記)プリセット幅は変更可能でした。フィルタ1~3まで、帯域幅のプリセット変更が可能です。
標準の設定ですと、2.4kHz幅のときに、2k隣でSSBが出ているときに少しかぶってうるさいです。2.3kHzまで狭めるとFBでした。
※(1/18追記)至近距離(うちの社内)の局が、21MHzCWにQSOしたときに、他バンド(たとえば7MHz)ワッチ中に符号がパルスノイズとしてバンド全体に混信する場合がありました。BPFの問題でしょうか。FTDX5000等の高級機では今まで気にならなかったことですので追記しておきます。
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なお、アイコム機にしては調整範囲は広くないです。
●BCLにもオススメ?
これはいいなと思ったのがBCLです。短波の国際放送など、スコープをセンターモードにしてそれなりにバンド幅を広めに表示させますと、入感している局がずらっと並んで見えます。先に書きましたように、大変高速なスコープなので、ダイヤルを回せばドンピシャでチューニング可能。結構AMの音質もいいです。
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●総評
ひとことで表すなら「かわいい」無線機です。
外見もキュートですし、コンパクトな筐体に大技小技も盛りだくさん。
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現在店頭で常設展示中。ぜひ一度見て聴いてください。
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